ノースカロライナ州グリーンズボロで最近行われた集会で、聴衆の規模について大胆な主張をするドナルド・トランプ氏をカメラマンが撮影し、思わぬ笑いを誘った。集会の全編は、こちらで視聴できる。
トランプ氏はステージに上がると、会場は満員で「空席はない」と断言して支持者を盛り上げた。しかし、その発言と同時に、カメラマンは戦略的にカメラをパンし、会場全体に目立つ空席の塊を映し出した。その光景は衝撃的で、アリーナの最上列は特に殺風景で、照明は暗く、座席エリアには参加者がいなかった。
満員の観衆がいないことは、上層部だけでなく、側面や支持者が集まっていたエリアでも明らかだった。会場は賑わっていたというトランプ氏の主張とは裏腹に、NTDのライブストリーム映像が示すように、集会開始からわずか1時間後でさえ、観衆の間には大きな隙間が見られ、満員には程遠い観衆の現実が映し出されていた。
群衆の規模への執着
トランプ氏:「いつも大勢の人が集まっていて、空席はない。」
カメラマン:*カメラをパン* pic.twitter.com/YeriuRjuFR
トランプ氏は以前、参加者数を誇張するのと並行して、自身の集会は規模において他の集会を凌駕していると主張していた。それは、インド農民抗議運動や2020年のブラック・ライブズ・マター抗議運動といった重要な社会運動の集会さえ凌駕している。こうした主張は、特に前述のカメラマンが提供した鮮明な視覚的証拠を考慮すると、懐疑的な見方を招いている。
前大統領は、自分の集会参加者の規模が、カマラ・ハリス副大統領を含む対立候補の集会参加者の規模を上回っていると繰り返し主張してきた。彼の論理では、これは最近の世論調査で示唆された接戦と矛盾することになる。トランプ氏はまた、ハリス氏が人工知能を使って集会参加者の映像を操作したという根拠のない主張もした。現在の大統領選挙戦は確かに非常に熾烈であり、それはトランプ氏とハリス氏の支持率の差が僅差であることを浮き彫りにする複数の報道によって裏付けられている。
選挙が近づくにつれ、特にそのような主張に反論できる画像が簡単に入手できる状況で、トランプ氏が自分はハリス氏よりも多くの聴衆を集めていると主張するのはますます奇妙で根拠のないものに思えてくる。
この事件についてのさらなる見解や政治集会の群衆規模が及ぼす影響については、こちらの記事全文をご覧ください。
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