ドナルド・トランプ前大統領による女性蔑視的な発言が受け入れられないのは否定できない。女性について語る彼のやり方は、ロッカールームの少年たちのように、アメリカの有権者に幻滅感を与えるはずだ。
とはいえ、トランプ氏の熱心な支持者たちは、こうした挑発的な発言に動じていないようだ。2024年大統領選挙に向けた最新の世論調査では、ドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス副大統領の間で接戦が予想される。TikTokでは、ユーザーらが2005年のトランプ氏のインタビューの注目のクリップをトレンドにし、沈黙しつつもインパクトのある反応を共有している。
2005年の悪名高いアクセス・ハリウッドのインタビューで、トランプ氏は女性を痴漢したり既婚女性に言い寄ったりしたことを自慢していた。彼は「アソコを掴め。何でもできる」と悪名高い発言をした。わずか44秒のこの抜粋は不快感を抱かせるもので、TikTokユーザーらは反応を声に出して伝えている。
あるTikTok動画には、 「父親たちはこの男に投票している」というキャプションが付けられている。動画の下には、多くのユーザーが父親がトランプ氏に投票した経験を共有し、政治的イデオロギーの溝が広がることに悲しみを表明している。多くの人が、固定観念のせいで父親と政治討論に参加するのが難しいと嘆いている。また、トランプ氏を支持する予定のキリスト教徒の有権者を批判し、この動画ではトランプ氏のイメージを傷つけるのに不十分なように見えるのはなぜかと疑問を呈する人もいた。
空虚な謝罪
フォロー @miss redacted✨???? もうこれ以上は耐えられない
トランプ氏は2005年のインタビューに関して謝罪したが、その言葉遣いは変わっておらず、女性蔑視的なままである。トランプ氏は自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」を通じて、ヒラリー・クリントン氏に対する侮辱的な発言を行ったほか、ハリス副大統領に対しても同様の性差別的な発言を行った。
トランプ氏は性差別的な言葉でハリス氏をけなしており、彼女を「頭がおかしい」「バカすぎる」「意地悪な女」と呼んでいる。悪口を言うだけでなく、トランプ氏は自身のトゥルース・ソーシャル・アカウントでハリス氏に関する下品な性的な発言も投稿し、彼女が性的行為と引き換えに政治的影響力を行使したという根拠のない主張を続けている。トランプ氏はプライベートな会話の中でハリス氏を「ビッチ」と呼んだとされているが、広報担当者はこの主張を否定している。
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