前作ほど好評ではなかったにもかかわらず、『モアナと伝説の海』は興行収入で前作を大きく上回り、目覚ましい成功を収めている。初期の業績指標を見ると、ディズニーのアニメ映画としては感謝祭オープニング興行収入最高記録やブラックフライデーの興行収入最高記録など、『アナと雪の女王2』が保持していた記録を含む数々の記録を破る勢いであることがわかる。これにより、『モアナと伝説の海』は映画史上最も収益の高いアニメ映画の1つになる可能性があり、ディズニーにとって過去5年間に見られなかった大きな節目となる。
『モアナと伝説の海』2024年の興行収入トップに躍り出る可能性
興行収入で『怪盗グルーの月泥棒』を上回る勢い
今年、ディズニーは、現在主力作品となっている『インサイド・ヘッド2』、『デッドプール&ウルヴァリン』、『怪盗グルーの月泥棒』を擁し、興行収入上位3作品を確保するチャンスがある。現時点では、 『モアナと伝説の海』は4位で、 『怪盗グルーの月泥棒』を追い抜くまであと約2億5,200万ドルだ。歴史的背景から、この可能性は高いと言えよう。例えば、『怪盗グルーの月泥棒』は2013年に9億7,000万ドルの興行収入を上げ、『アナと雪の女王』や『アイアンマン3』といった強力なライバルを抑えて3位につけている。 『モアナと伝説の海』の好成績を考えると、アナリストは『怪盗グルーの月泥棒』を上回ると予想している。
2024 年の興行収入トップ 5 映画 (これまでのところ) |
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映画 |
全世界興行収入 |
インサイド・ヘッド2 |
1,698,641,117ドル |
デッドプールとウルヴァリン |
1,338,073,645ドル |
怪盗グルーの月泥棒4 |
9億6,927万4,793ドル |
オーシャン2 |
7億1,780万2,544ドル |
デューン パート2 |
7億1,444万4,358ドル |
ゴジラ×コング:新帝国 |
5億7,175万0,016ドル |
モアナ 2 がアナと雪の女王 2の総収益(14 億ドル)を超えるかどうかはまだ不明ですが、10 億ドルの大台に届く見込みです。アナリストは、2016 年に公開されたオリジナルのモアナの 2 倍の興行成績を収める可能性があると予測しています。最終的にトップ 3 に入るかどうかは別として、この映画の現在の興行成績の軌道は素晴らしいものです。最初の映画は興行収入上位 12 位で終了しましたが、続編は 3 位から 5 位の間を推移しています。
ディズニーが最後に興行収入トップ3を獲得したのは2019年
『ムファサ:ライオンキング』がディズニーの興行成績を伸ばす可能性
ロバート・エガース監督の『吸血鬼ノスフェラトゥ』やペドロ・アルモドバル監督の『隣の部屋』など、近々公開される作品が批評家の称賛を集める中、これらの作品はニッチな観客層を対象としており、興行収入を大きく変動させる可能性は低い。『モアナと伝説の海』2の主要候補は『ライオン・キング ムファサ』で、前作は2019年に驚異的な16億ドルの興行収入を記録した。一方、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』は、最初の2作がそれぞれ3億1900万ドルと4億500万ドルの収益を上げていることを考えると、それほど脅威にはなりそうにない。
バリー・ジェンキンス監督の『ライオン・キング ムファサ』への期待は、ロッテン・トマトの初期のレーティングが好評を示していることから、好成績を収める可能性があることを示唆している。2024年も残り2週間となった今、『モアナと伝説の海』が3位の最有力候補のようだ。どちらかの映画が『怪盗グルーの月泥棒』を上回れば、ディズニーは5年前の成功を再現し、興行収入上位3位の座を取り戻すことになるだろう。
出典: Box Office Mojo
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