グレッグ・ガットフェルド氏によると、カマラ・ハリス氏に投票する男性は「本物の男」ではない。ガットフェルド氏の見解は、真の男らしさは本質的にハリス氏に対抗すべきだと示唆している。
ガットフェルド氏の番組「ザ・ファイブ」の共同司会者ハロルド・フォード氏は、来たる大統領選挙は熾烈な戦いになりそうだと主張した。フォード氏は、ハリス副大統領はアフリカ系アメリカ人男性層で大きなハードルに直面していると指摘した。ハリス氏がこの重要な層の支持、特にデトロイト、アトランタ、フィラデルフィアなどの都市の支持を確保できれば、選挙は接戦になる可能性があるとフォード氏は主張した。
しかしガットフェルド氏はこの考えを否定し、ハリス氏は男性を単なる「顔のない集団」としか見ていないと非難した。同氏はハリス氏の広告キャンペーンを批判し、同氏が言うところの「本物の男性」を代表していないと主張した。さらにガットフェルド氏は、ハリス氏が男性を搾取しているやり方は、民主党の黒人個人や女性に対する扱いと似ていると主張した。
グレッグ・ガットフェルドは、カマラ・ハリスに投票する「真の男」はいないと言う。「もしあなたがそのどれかにでも賛同するなら、あなたは男ではない。カマラに投票するなら、あなたはそれに投票していることになる。だから、ハロルド、あなたはカマラに投票していないのだ。」pic.twitter.com/qscQdALEpB
— ジャスティン・バラゴナ (@justinbaragona) 2024 年 10 月 14 日
ガットフェルド氏は、以前の発言に続いて、トランスフォビア的な非難を展開し、「真の男」はトランスジェンダー女性の存在を承認できないと主張した。性犯罪者は女性刑務所に入るために意図的に容姿を変える可能性があると主張した。こうした根拠のない主張に加え、ガットフェルド氏はLGBTQ+コミュニティは幼い子供たちを不適切な性的コンテンツにさらすことを狙っているとほのめかした。結論として、こうした見解はカマラ・ハリスの主張を象徴していると述べた。
ガットフェルドが想像するアルファ男性ではない
ハリス氏に対する批判は、彼女が男性を同質の集団として一般化しているという考えにかかっているが、皮肉なことに、ガットフェルド氏は自身の個人的な偏見に基づいて「本物の男」とは何かを定義する権威者として自らを位置づけている。「我々対彼ら」というメンタリティを助長しているのはガットフェルド氏自身であり、すべての「本物の男」が彼のトランスフォビア的信念を共有すべきだと想定している。
ソーシャルメディアのユーザーらはガットフェルド氏を面白おかしく攻撃し、中には皮肉を込めて「男らしさの象徴」と呼ぶ者もいた。
グレッグ・ガットフェルドが、オーバーサイズのポロシャツを着て「本物の男」について熱弁をふるう姿ほど男らしくないものはない。 https://t.co/CnjhKHeIGh
— エリック・ブライラー(@e_blyler)2024年10月14日
男らしさに関するガットフェルドの信頼性について懐疑的な意見を述べる人もいた。あるコメント投稿者は「『本物の男』になるためのアドバイスを求めるなら、グレッグ・ガットフェルドには頼らない」と皮肉った。明らかに、ガットフェルドには他の男性の振る舞い方を指図するよりも差し迫った問題がある。男らしさについて意見を言う前に、まずはポロシャツの選び方を改善することから始めてもいいかもしれない。
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